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私たちは、ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点をすべての資産クラスの運用プロセスで組み込んでいます。ウエリントンの企業文化は協調の精神から成り、そのオープンな組織体制は「運用者の共同体」という性格を持つため、ESGの視点を自然と運用に取り入れることができます。ESGリサーチ・チームは、ポートフォリオ・マネジャーとアナリストにESGに関する専門的な分析情報を提供し、それを運用プロセスに反映できるように支援します。同チームは年間5,000社を超える企業の議決権行使を担当し、また、運用者と共にESGの観点からポートフォリオのリスクと投資機会の検討を行っています。
ウエリントンは、年金基金、機関投資家、財団など様々なお客様のパートナーとして、運用上の課題を解決するお手伝いをしています。ESGという視点を運用プロセスに取り入れることが、お客様の運用目標とサービスに対する期待を超えるという私たちの使命を果たす上で役立っています。
企業経営に関与し、お客様のために議決権を行使するスチュワードシップ活動の目的は、私たちがお客様のポートフォリオで保有する証券の長期的な価値を最大化することです。
企業経営陣とのESGに関する対話は、ESGリスクを的確に特定し、適切に理解・検討するために不可欠です。議決権行使は運用者にとって強力なツールです。私たちは、多くのお客様から代理として議決権を行使することを求められており、その責任の重大さを理解しています。私たちは、経営陣の意向や第三者の推奨に従う形で自動的に議決権を行使するようなことはしません。議決権行使に関する社内のグローバルガイドラインに従い、個別の議案についてそれぞれ評価した上で行使します。(詳細はこちらをご覧ください。)
ウエリントンは、脱炭素社会の実現に向けた世界の温暖化ガス排出量削減の取り組みが私たちのお客様の運用にとって、また、金融市場や世界経済、そして私たちの地球の持続性にとって極めて重要であると考えます。
気候変動問題の対策と脱炭素社会の実現に向けた取り組みは、あらゆる投資ホライズンにおけるリスクと投資機会の要因になっています。気候変動自体が、ボラティリティの上昇と予想しにくい結果を体現していると考えます。
ウエリントンは2018年9月に世界有数の独立系気候研究機関である「ウッドウェル気候研究センター(WCRC)」と提携し、WCRCの気候科学者らと気候変動が資本市場と資産価格に与える物理的リスクについて調査を開始しました。
ウエリントンは国連の責任投資原則(PRI)、PRI格付声明、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、国連の持続可能な開発目標(SDGs)、さらに各地域や世界のガバナンス・コードに署名しています。加えて他の資産運用会社や業界団体と、企業統治に関わる動向や地域別の検討事項などについて情報連携しています。(詳細は「責任投資の取り組み」、「日本版スチュワードシップ・コード」をご覧ください。)
そのほかにも次のESG関連のイニシアチブに参加しています。