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ジーン・ハインズ
- 最高経営責任者(CEO)
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ウエリントンの創業者たちが、現在もなお会社の指針となっている原則や価値観を確立してから、約1世紀が経ちました。こうした原則や価値観はいずれも重要なものですが、私たちがよく「Client, Firm, Self(お客様の利益は会社、自己の利益に優先する)」と言うように、創業者たちが残した最も素晴らしい遺産は、お客様をすべての活動の中心に据える姿勢でしょう。
このコミットメントは、会社が成長していく過程であらゆる決定の指針となってきました。お客様のニーズが変われば、私たちもそれに適応し、進化します。米国外での投資や顧客サービスを開始した1960年代、会社を非公開化した1970年代、会社初のヘッジファンドを立ち上げた1990年代、債券運用を強化した2000年代、会社初のプライベート・エクイティ運用戦略を立ち上げた2010年代がまさにそうでした。
私たちは今、お客様とその受益者にサービスを提供する次の100年を見据え、アクティブ運用の未来の構築という、新たな一歩を踏み出しました。なぜ変化が必要なのか、私たちはどのようにその変化を実現し、加速させているのか、そして次に何が起こるのかについて、ウエリントンの考えをいくつかご報告いたします。
この1年、私はロンドン、ドバイ、シドニー、カリフォルニアなど、世界中のお客様とお会いする機会に恵まれ、それぞれの目標や課題について直接お話を伺いました。お客様が資産運用会社に求め、期待するものは変化しており、多くの点で資産運用の形を作り変えています。
こうしたトレンドの多くは何年も前から進行していましたが、今後も加速し続けるとみられます。これは、アクティブ運用に従来とは非常に異なるエキサイティングな未来が待ち受けていることを示唆しています。そして、現時点でアクティブ運用に積極的に適応させている運用会社こそが、お客様の目標達成を支援する最も優れた態勢を整えられるでしょう。
私たちは運用力の向上に向けて投資し、組織と人材をお客様の変化するニーズに適応させています。また、事業を拡大し、すべての資産クラスにまたがる運用力を備えたグローバルな大手資産運用会社であることのメリットを享受するのに必要なインフラ、テクノロジー、プロセスの構築を続けています。これまでの進化の時期に指針となった同じマインドセット(思考様式)で、こうしたすべての変化に取り組んでいます。私たちは「我が道を行く」必要があります。つまり、誰かの真似をしようとするのではなく、独自の強みを活かすのです。
現在進行中の主な動きをいくつかご紹介します。
私たちは中核的な強みを活かすことで、アクティブ運用の未来に向けた基盤を築いています。リサーチは今後も際立った強みであり続けるでしょう。また、キャリア・リサーチ・モデルへの投資を継続する予定であり、引き続き素晴らしい人材が集まることを期待しています。非公開のパートナーシップ制という会社形態にも引き続きコミットしており、試練の時期や変化の時期を通じてお客様と私たちを支える基盤となります。
コラボレーション(協働)重視の企業文化と強力な投資エコシステムも依然として私たちのユニークな競争優位性です。グローバルな顧客基盤の期待に応え、優れた人材に選ばれる企業であり続けるために必要な、アイデアの自由な流れや運用に関する活発な議論を後押ししています。最後に、重要なこととして、私たちは多様な背景を持つ個人がより優れた投資判断に資する独自の視点を生み出し、成長や成功のための公平な機会を見出せるような、包摂的な企業文化の醸成に引き続き取り組んでいます。
最後になりましたが、日頃よりウエリントンをご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。引き続き、お客様の期待と信頼にお応えすべく運用成果と資産運用サービスの提供に尽力してまいります。
皆様とご家族のご健勝とご多幸を祈念し、年頭の挨拶とさせていただきます。
ジーン・ハインズ
ウエリントン・マネージメント
最高経営責任者(CEO)
ジーン・ハインズ